子育てと仕事の両立は、簡単なことではありません。特に未就学のお子さんは、まだまだ親御さんの手が必要な年頃なので「大変だ」と感じる場面も多いはずです。
私が仕事と子育てを両立するなかで大変だと感じたことは、子どもの風邪による急な欠勤対応です。
私は子どもが1歳4ヶ月の頃から働いていますが、保育園に預け始めの頃は風邪を引いてばかりでした。現在5歳(年長クラス)になりましたが、ほとんど風邪を引くことなく通っています。お子さんの年齢が低いほど、体調面が不安定な場合が多いです。
体調不良による欠勤のほか、園の行事による欠勤、登園しぶりへの対応(精神的に参ります)、日常の家事との両立など、仕事と子育てと家事をマルチにこなすことはとても大変なことです。
世間では、女性のキャリア形成や物価高の影響により子育てをしながら働きママさんが増えています。ママさんに負担が少なく、子育てと仕事を両立できるパートの職種をご紹介します。
小さな子どもがいる主婦が働きやすいパートの条は?
小さな子どもがいて、働きやすい条件はいくつかあります。小さいお子さんは免疫が不十分なため頻繁に体調を崩します。子どもの体調不良に加えて、園の行事もあるので希望するシフトで働くことができることも重要な要素となります。
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急な欠勤・早退が可能
お子さんの年齢・兄弟の有無にもよりますが、未就学のお子さんは頻繁に風邪をひきます。加えて、インフルエンザなど感染症による学級閉鎖のため長期間休暇する可能性もあります。
職場の配置人数やポディションによって、「急に欠勤をされては困る!」という職場もあるので、複数人で仕事をしている職場であると働きやすいです。
希望のシフトが通る
無理なく働くためには、「休みやすい環境」「シフトの融通が効く」ことがポイントです。固定シフトか変動シフトか、土日祝日は休めるかを面接時に確認しておきましょう。
曜日固定シフトの場合は、幼稚園・保育園の行事がある場合に休みづらいというデメリットがあります。変動シフトかつ希望シフトの場合は、園の予定に合わせてシフトを提出できるので働きやすいと感じます。シフト希望制の場所を選ぶと、勤務シフトの融通が効きます。
無理なく通える
通勤に時間がかかると、負担が大きくなります。公共交通機関を利用する場合は、ダイヤが決まっているので、分単位での時間を守らなければならないというプレッシャーがかかります。
自転車や徒歩で通える範囲だと、負担なく通うことができます。自転車通勤の場合は、雨の日も通える範囲なのかを考慮する必要があります。
遠い距離だと、悪天候の日には安全に通勤することが難しくなります。私は雨の日でも20分ほどかけて自転車で通勤していましたが、親子ともに濡れないよう工夫が必要でした。
扶養内で働ける
パートで働く場合、扶養控除を受けられる年収以内で働くことを希望される方が多いかと思います。令和7年度から、扶養内の年収が引き上げられ、123万円までは扶養内での勤務が可能です。あらかじめ、扶養内で働ける時間を計算しておくと面接での話がスムーズに進みます。(参考記事はこちら)
小さな子どもがいる主婦が働きやすいパートの職種は?
小さい子どもがいて働くことは、職場に気を遣うことが大なり小なりあるので、働くことを躊躇してしまう方も多いかと思います。子育て中のママさんが無理なく働ことができるパートの職種をご紹介します。
飲食パート
飲食店では、平日のランチタイムに求人が出ていることが多いです。店舗によって子どもがいる主婦の方が働いている職場も多いので、急な欠勤がある場合にはフォローし合えることが魅力です。
※お子様の体調不良などで欠勤が必要な場合に「代わりを探して」といわれるケースがあります。従業員は欠勤をする際に代わりの人を探す義務はないため、探すことを強要された場合は違法になる可能性があります。
お子さんの長期休暇や土日祝日には大学生が朝から晩までシフトに入るケースがあるので、学校の長期休暇期間でも休みが取りやすいかもしれません。
私は大学生の頃に飲食店でアルバイトをしていましたが、小さなお子さんがいらっしゃる主婦はランチタイムに勤務されていました。お子さんが大きくなってから、扶養を抜けて働く方もいらっしゃいました。
スーパー
スーパーは飲食店と同様に、主婦に人気の職種です。レジや惣菜づくり、陳列など職種ごとに募集がかけられている場合もあります。レジは忙しい時間帯には、スピード感が求められますが、昨今のレジは自動レジやキャッシュレスのレジが多いので、慣れるとスムーズに業務を行えるでしょう。
夜間や土日祝日は、学生が勤務する店舗が多いので、お子さんが通園している時間に合わせて勤務できるのでおすすめです。
倉庫業
倉庫業のパートも子育て中の主婦さんにおすすめの職種です。私は子どもが1歳〜5歳まで、約4年間倉庫業で梱包やピッキングの作業をしていました。仕事自体は変化がなく、飽き性な私にとっては辛く感じることがありました。「もう2度とはやりたくない !」というのが正直な感想です。子育て中の方にはおすすめだと思う点は、人数が多くいるので当日に欠勤しても業務にさほど支障をきたさないということです。
未就学のお子さんは、体調不良が多いので「休みやすい環境」はとても大切です。私が以前に働いていた職場では、シフト変更はメールでの連絡が可能で数100人規模の職場だったので、欠勤が大きな支障をきたしませんでした。
ポスティング
集合住宅や戸建のポストにチラシを投函する仕事です。雇用先にもよりますが、決められた枚数を期限内に投函す流ことができれば、勤務時間や曜日は自己判断で良いことが魅力的です。暑い時期・寒い時期は大変ではありますが、急な欠勤で職場に気を使う必要がなく、個人で働けるので黙々と仕事をしたい方にはおすすめです。
数百、数千枚のチラシを抱えながら一日中歩くため、体力に自信のある方にオススメです。
テレアポ
テレアポは主婦に人気の職種です。受信か発信かによって仕事内容が異なりますが、オフィス内で座りながら仕事ができるのでに自信がない方にもおすすめです。
昨今では在宅でのテレアポの求人も多く見かけます。PC、マイクを貸与してくれる会社もあるので今後在宅での職種を希望されている方におすすめです。
子育て中のママさんにおすすめしたい柔軟な働き方
子育てと仕事、家事をバランス良くこなすことはとても難しいことだと感じます。コロナ禍や人手不足のため、昨今では在宅ワークや単発バイトなど多様な働き方が広がっています。家庭やお子さんの事情のため、働き方に制約のある主婦の方におすすめしたい、新たな働き方をご紹介します。
在宅事務
事務経験がある方にオススメのお仕事です。求人サイトには、在宅事務の求人が掲載されています。未経験可能の在宅事務もありますが、完全在宅での仕事は、直接的に指導をしてもらう機会がないためある程度経験がある方の方が仕事がスムーズに進みます。
私は事務経験なしの状態で、「未経験可能の完全在宅ワーク」という魅力的な求人にいくつか応募しましたが、すべて不採用でした。事務は人気の職種のため、在宅ワークとなるとさらに倍率は高くなります。
ウェブライター
webライターは資格が不要で、気軽に始められる在宅ワークのひとつです。文字数や単価は、発注者により異なりますがおおよそ2000文字から5000文字で、1文字1円です。つまり、一本納品をして2000円から5000円の報酬になります。
対価としては大きな額ではありませんが、コツコツと成果を上げることでライターとしての実績が積み上がります。
実際に私はウェブライターとして執筆していた時期がありました。体感としては、これまでのキャリアがある方・文章を書くことに抵抗がない方 オススメです。
単発バイト
昨今隙間バイト・単発バイトの求人が増えています。アルバイト・パートとは異なり、面接なしで働き、すぐに給料が支払われる仕組みです。
私は隙間バイトアプリ「タイミー」で数回お仕事をした経験があります。資格が必須の仕事、経験・資格が不問のお仕事など、仕事によって様々です。単発のバイトなので、人間関係などに悩むことがなく気楽に働けます。
人手不足の職場がタイミーを活用しているケースも多くあるので、タイミーとして働いてみて長期間で働きたいと思ったら直雇用の話をしてみてもいいかもしれませんね。
子育てママのキャリア形成について
日本では、子育てをしながらキャリアを継続することが難しい状況です。出産後にこれまでのキャリアを中断する方が多くいらっしゃいます。
女性の正規雇用率を表すグラフでは、25歳〜29歳をピークにL 字状に正規雇用率が下がっていることが特徴的です。(参考資料:内閣府男女共同参画局「女性活躍に関するデータ」)女性の就業率の推移を示すグラフでは、どの年代も下がることなく緩やかなカーブを描いています。
上記のことから第一子を出産するタイミングで仕事を中断し、その後はパートタイムなど非正規雇用として働く女性が多い傾向にあることがわかります。(令和4年7月19日 内閣府男女共同参画局)
出産後はこれまでとは異なる職種に就く方が多い一方で、「人生100年時代」と言われる現代では70代まで働くことがスタンダードになりつつあります。
パート探しの際には、
これらを考慮することでキャリア形成を考慮した職種につくことを目指せます。
まとめ
子育てと家事育児の両立は、子供のお世話やシフトの調節など大変なことが多くあります。未就学児を子育てしながらの仕事探しは、条件が合わないため不採用になることもしばしばあります。子育てと仕事の両立を意識して、出産以前とは異なる職種で活躍されている方が多い印象です。ママにとって無理のない働き方を模索してみましょう。
こども園×パートママの記事はこちらを参考にしてください。
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