高額医療制度を利用した2泊3日の手術入院費はいくら?

こんにちは、ココカラットです。【自己紹介

 

少し前になりますが、9月に2泊3日で手術入院をした際に高額医療制度を利用しました。

高額医療費制度とは、簡単に言えば高額な医療費に補助をしてくれる制度です。

詳しくは後述します。

 

私は2泊3日の手術入院で、高額医療費制度を利用し5万程度の支払いで支払いでした。

支払った時は、高額医療制度を利用しない本来の医療費を知らなかったのですが、数か月後に送られてきた「医療費のお知らせ」を見て「ぎょっ!」としたのを覚えています。

 

その額は、全額負担で657,990

3割負担で197,397

3割負担とはいえ、この額を払うとなるとキツカッタです。。(笑)

 

今回の手術入院で社会保障のありがたみを実感したので、高額医療制度についてまとめてみよう、と思い書き進めます。

 

この記事は

手術・入院の予定がある方
医療費が高額になりそうで心配な方

 

に向けた記事です。

ぜひ最後までご覧下さい。

 

高額医療制度とは?

一ヶ月の医療費が自己負担額を超えた場合、超過分の払い戻しをしてもらえる制度です。

 

あるいは、支払い窓口に「限度額適用認定証」を提示することで、自己負担限度額範囲内の支払いになります。

 

限度額適用認定証があれば、医療費にかかったまとまった額を用意する必要はありません。

 

 

では、限度額適用認定証はどこで取得するのか?

加入している健康保険により異なります。

 

会社員の方は「協会けんぽ」へ申請用紙を送付します。

受け取りにかかる期間:一週間程度

 

自営業・フリーランスの方は「市役所」の窓口で申請します。

受け取りにかかる期間:その場で交付

 

事前に手術の予定などがわかっている場合は、申請しておくことをお勧めします。

「限度額認定証」があれば自己負担金額のみの支払いでオーケーです。

 

ここがすごい、高額医療制度

医療費が高額になった場合に利用できる高額医療制度ですが、他にも下記のようなメリットがあります。

世帯合算ができる

※条件あり※

・70歳未満の方は、21000円以上のもののみ合算できる。

・70歳以上の方はすべてを合算できる。

 

1年間で3カ月以上の高額医療を支払った場合は、4ヶ月目から自己負担額が軽減される。

多数回該当」と呼ばれる制度です。

ただし、同一保険者のみ(健保、国保)でのカウントに限ります。

 

長期の入院や治療が続く場合には非常に助かる制度です。

 

気を付けたい。高額医療制度「対象外」の項目

高額医療費制度には対象外のものもありますので、利用する際は注意が必要です。

 

○差額ベッド代…個室等に入院した場合にかかる費用。

○先進医療にかかる費用

○入院中の食事代や居住費

 

残念ながら「先進医療」は高額医療費制度の対象外です。

保険会社のCMなどで「先進医療」というワードを聞きますが、具体的に何かは知らなかったので調べてみました。

ご存知の方は飛ばしてください。

先進医療とは?

  • 公的医療保険の対象にするかを評価する段階である治療・手術などのこと。
  • 公的保険の対象外であるため、全額自己負担。
  • 金額としては、数千円~300万ほど。
  • 受けられる医療機関は限られている。

今は先進医療の治療でも、今後公的医療の対象となる(=3割負担)可能性があります。

そうなれば、家計的にはありがたいですよね。

 

そもそも全額自己負担(しかも高額!!)である先進医療を受ける可能性って、どのくらいあるのだろう?と思い、調べてみました。

 

先進医療を受ける可能性は?

先進医療患者は5459人で、日本人口の0.004%(2019年7月1日~2020年6月30日)

(厚生労働省 第93回先進医療会議「令和2年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」による)

 

先進医療を受けるとなると高額な自己負担になる可能性があるため、先進医療特約への加入を考えました。しかし割合でみるとごく少数であることがわかります。

 

ですが人生何が起こるかわかりません。万が一に備えて、先進医療特約などの民間保険でカバーすることもありかもしれませんね。

 

まとめ

お金の勉強をしていると、「固定費を見直しましょう」といったフレーズは頻繁に見聞きします。

 

我が家では固定費の一部である民間保険にメスを入れようと思ったキッカケは、自身の手術入院でした。

なんとなくの安心感を手に入れるために民間の掛け捨て保険に加入していましたが(安いプランですが)、実際に治療にいくら必要でどのくらいカバーをしてくれるのかは深く考えていませんでした。

 

いざ入院してみると実際の医療費約65万円に対し、自己負担額は約5万円だったことに驚きました。

高額医療費制度の素晴らしさと同時に、自身の加入していた保険の無力さも知りました。

 

ここからは私が以前に加入していた掛け捨て保険の話です↓

私が加入していた保険の保障内容は、入院1日2000円。3日間入院したので、60000円支給。という内容でした。

しかし保障金を支給して頂くにあたり病院で退院の証明書を発行してもらう必要がありまして。

その証明書が5000円。差し引くと手元に残るのは1000円。

 

とほほ…となりました。

 

月額1800円の掛け捨て保険なので仕方ありませんが、なんと無力なことかと、驚きました。(笑)

(もちろん、加入する保険によりけりだとは思います!)

 

以降、我が家は民間保険を解約しまして、その分健康に気遣う&いざというときの貯蓄を頑張るという方向にシフトしました。

 

家計にゆとりができたら、就業不能保険には入ろうかな?

もう少し勉強して、要検討します。

高額医療費制度について少しでもためになれば幸いです。

また、ご自身の保険について見直すきっかけになれば嬉しいです。

 

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